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2008年9 月

2008/09/30

海辺の風景… 鞆の浦に思う

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海辺の風景で、近年話題の土地は広島県福山市の「鞆の浦」と思う。

鞆の浦」は、瀬戸内海の東西の中心部に位置することから、、古くから潮待ちの港として、海上交通の要所として栄えてきたが、明治期以降の鉄道や陸路へ輸送分担が比重を移して以来、漁港としては利用されているが、交通の要所としての機能は減少している。そのため発展から取り残された事で、街の中には多くの歴史的文化財が残され、港、湾、海辺の風景と一体となった歴史的世界遺産への登録も模索されています。

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また、近年では宮崎駿監督2005年に「崖の上のポニョ」の構想を練った舞台としても注目を再度、浴びていることは、良く知れらています。

更に、着目すべき事は、この「鞆の浦」の湾入り口を跨ぐようにバイパス道路の建設が計画されている事に対して、全国各地からの「鞆の浦」を守れとの保存活動が揚がっています。

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参考リンク:鞆の浦の埋め立て架橋問題 (動画でバイパス道路の予定が見られます)

しかしそれにも拘らず、「地元・市長の意向」として道路建設の手続きが進められています。確かに、地域分権の趣旨を引き合いに出すまでも無く、地元で決められる事は地域で決めるべきで、これに対して県や国の行政が異議を唱えるには困難な時代の流れではありますが、
果たして今の方向でよいのか?「鞆の浦」の価値、保存を大切に思う立場からは、疑問を感じざるを得ません。

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小樽の運河の修景保存にしても、当初の運河埋めてに対する全国からの保存運動支援が地元を動かし、その結果現在の魅力的な小樽市が形成された事は有名です。

 

木更津港」は、江戸時代には、上方から江戸に入る際の風待ちの港として繁栄してきました。
古くは、倭武の皇子(ヤマトタケルのミコ)の東方征伐に際、三浦半島から房総半島へ渉る際に嵐で皇子の身代わりに入水したおと橘姫への思いから「君去らず」の地名ともなったとも言われる海・港に係りの深い街です。

20080929i 前述の「鞆の浦」がある瀬戸内海も、珍しい地形と潮の満干が原因で潮流の逆転現象が起こり、その潮が出会い別れる場所に「鞆の浦」という天然の良港があったため、そこで潮の流れが変るのを待つ「潮待ち」の港として繁栄してきました。そして、このことが二千年に渡って鞆の浦を繁栄させ、今に繋がるわけです。

昨年夏に、大分県豊後高田市、兵庫県芦屋市等から知人をお迎えし、魅力的な街づくりを考える・・・・「津々浦々サミット」を・木更津市・君津市・富津市・袖ヶ浦市の上総4市で活躍する仲間とシンポジウムを行いました。

全国で、海辺の魅力を生かしたまちづくりが推進されたら、海の国・日本の魅力も更に増すものと思います。

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各地の「津々浦々」を大切に行きたいと思います。

2008/09/19

アクアライン高速バスに木更津駅-新宿駅間が新設

2008年9月1日より、アクアライン高速バスの木更津駅-新宿駅間が新設されたそうです。

高速バス:JR木更津駅-JR新宿駅路線を新設 東京湾アクアライン経由 /千葉

 ◇JR長浦駅とJR品川駅路線も

 小湊バス(本社・市原市)と小田急シティバス(同・東京世田谷区)は、JR木更津駅-JR新宿駅を結ぶ高速バス路線を新設、1日から運行を始めた。

 ルートは木更津駅西口から袖ケ浦バスターミナル、東京湾アクアラインを経由して、新宿駅西口に直行する。所要時間は1時間20分から1時間25分。平日は14往復、土・日曜、祝日は12往復する。

 平日の木更津駅の始発は午前6時35分発で、新宿駅着同8時。新宿駅発の最終便は午後10時40分発で、木更津駅着午前0時。料金は木更津駅-新宿駅が大人1500円(小学生以下は750円)、袖ケ浦駅-新宿駅が1400円(同700円)。

 また、同日からJR長浦駅とJR品川駅を結ぶ路線も新設された。小湊バスと日東交通(本社・木更津市)、京浜急行バス(同・東京都港区)の3社が運行する。

 ルートは長浦駅北口から袖ケ浦駅、袖ケ浦バスターミナルを経て、東京湾アクアライン経由で品川駅東口に向かう。所要時間は1時間4分で、平日は上り8便、下り7便を運行。土、日曜祝日は7往復する。

 長浦駅の始発は午前6時35分発、品川駅着同7時35分。品川駅発の最終便は午後9時発で、長浦駅着同10時3分。料金は長浦駅-品川駅が大人1300円(小学生以下は650円)。

高速バス:JR木更津駅-JR新宿駅路線を新設 東京湾アクアライン経由 /千葉 - 毎日jp(毎日新聞) より

新設された高速バスでは、木更津駅西口から新宿駅西口まで1時間20分~25分との事ですが、内房線-総武線快速-総武線各駅-中央線快速の電車ルートと比べて約20分ぐらい早く感じなりますね。また金額についても高速バスは1500円で、電車では1450円と、ほぼ同じ価格です。

参考:google mapで見る、木更津駅から新宿駅までの乗り換えルート

大きな地図で見る

今まで木更津駅から新宿駅に向かうには

  • 千葉駅で内房線から総武線快速へ
  • 錦糸町で総武線快速から総武線各駅へ
  • 御茶ノ水で総武線各駅から中央線快速へ

という乗換えが必要でしたが、高速バスが新設されることで行き来がかなり楽になりそうですね。通勤で新宿まで通われてる方には、新しい通勤手段に考えてみても良いかも。

2008/09/01

海へ向かう電柱(木更津市金田海岸)

JR東日本の新幹線に乗る楽しみの一つに、「トランヴェール」という素敵な車内誌があります。
誌面には「トランヴェール…フランス語で“緑の列車”という意味です」との解説がついています。

毎月、東日本の旅に関する興味ある記事が特集されているのですが、限られた車内の時間では到底読み切る事はできないので「ご自由にお持ち帰りください」とあるのは更に親切で嬉しい限りです。
第36号・2007年3月号では、「春風に誘われて、房総半島の山ふところへ:久留里線(木更津駅~久留里駅)」の特集ではこの地域を散策する楽しさが掲載されています。

 

昨年2007年11月に東北地方を旅した時、新幹線で楽しみにしていた「トランヴェール」を手にしました。その目に飛び込んできたのが「夕映えの渚にて」と題して、英国文学で有名な‘林望‘氏の文になる巻頭エッセイと写真でした。

林望氏とは都立戸山高等学校の一年先輩にあたり、彼が1992年に書き下ろした戸山高校の時代を題材とした「帰らぬ日遠い昔」を読む機会からも勝手に親近感をもっています。

その一文に「木更津近くのの浜」という文言と共に海へ向かう電柱群の写真がありました。

その後、ずーっと、気に掛けていた。あの「木更津近くの浜」とは何処かしら?
夕陽に向かって、それも何で、電柱が水中に立っているのか、あの電線は何処に電気を送っているのか?浜と言っているものの、本当は海でなく、浜辺の水田が大雨に浸された時の風景ではないか?とか。

先日、江川の運動公園にテニスに行く前ちょっと時間があったので、爽やかな浜風に吹かれようと、何気なく江川の漁港に車を向けてみました。
なんと次の風景が飛び込んできました。

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あーっ此処だ。

ずーっと気に掛かっていたあの夕陽の浜は此処だと確信しました。江川漁港から君津市の新日鉄が木更津港を隔てて対岸に見えるではありませんか。
この電柱は、沖にある監視塔に電力を供給するためのものらしいです。

役割を果たすべく一列に並んだ電柱は、海としっかり馴染んで独特の風景を形成していました。

google mapの航空写真で見るとこのような感じです。

大きな地図で見る

 

実際の場所はここになります。

大きな地図で見る

以前の記事でもふれましたが、電線の地中化による美しい街づくりを目指したいとの思いは強まるのですが、これとはとはまったく別次元で、電線の水中架設という奇妙な風景が木更津の浜にあるのは、まさに日本珍百景に登録される価値?もありそうです。

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参考ですが、ここは、干潮になると次のような感じです。

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海没してる写真はよくネットでも見ますが、干潮の状態は珍しいかと。

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フォトアルバム

石川 哲久

千葉県木更津市在住。
昭和45年、東京大学工学部都市工学科卒業後、建設省に入り住宅局・都市局・計画局・国土庁等で、都市・建築・住宅行政に携わってきました。

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